ひろしま避難誘導アプリ 避難所へGo!
スクリーンショット
詳細
- 評価
- 3.5
- バージョン
- 1.0.31
- 開発者
- 広島市
災害が起きたとき、最初に困るのは「どこへ逃げればいいのか」を落ち着いて判断することだと思います。ひろしま避難誘導アプリ 避難所へGo!は、その判断を広島市と周辺市町の避難所・避難場所情報から支える、無料の天気関連アプリです。開発元は広島市で、一般的な天気予報を眺めるアプリというより、避難行動に必要な場所を確認するための地域向けツールとして使うものです。
私がこのアプリを試すなら、災害が発生してから慌てて開くのではなく、平常時に自宅や職場の周辺を確認しておきます。アプリの価値は、画面を見ている時間の長さではなく、いざという場面で「候補になる避難先を思い出せる」状態を作れることにあります。避難所の表示に加えて、ARカメラと避難コンパスが用意されているため、地図だけでは方向感覚をつかみにくい人にも試す意味があります。
最初に知っておきたい役割と向いている人
このアプリに期待したいのは、災害情報をすべて一つにまとめることではありません。現在地や周囲の避難先を確認し、移動の方向を考えるための補助役です。広島市や周辺市町に住んでいる人、通勤・通学や買い物でその地域を移動する人には、普段から入れておく価値があります。
一方で、全国どこでも同じように使える防災アプリを探している人には、目的が少し違います。旅行先を含む広い地域の警報、雨雲、地震速報などを中心に見たいなら、一般的な天気アプリや防災通知アプリのほうが合う場面があります。このアプリは、広島市と周辺市町で「避難先をどう確認するか」に焦点を置いたものとして考えると、役割が分かりやすいです。
対象年齢は3歳以上で、料金は無料です。公開から時間がたったアプリですが、現在のバージョンは1.0.31で、Androidでは六以上の環境が利用条件になっています。ストア上では平均3.5の評価が付いており、評価数はおよそ四十件です。利用者の反応を判断材料にするなら、評価だけで決めず、自分の生活圏で避難所を確認できるかを実際に試すのがよいでしょう。
インストール後にまず確認すること
初回起動では、いきなり本番の避難を想定して操作するより、落ち着いてアプリ内の地図や避難先の表示を見ていくのがおすすめです。自宅、職場、学校など、災害時に自分がいる可能性の高い場所を一つ決め、その周辺にどのような避難所・避難場所が表示されるかを確認します。
ここで大切なのは、表示された施設を見つけたからといって、それだけで避難計画が完成したと思わないことです。自宅からの道が安全とは限らず、災害の種類によって適切な避難先や移動の仕方が変わることもあります。アプリは候補を探す入口として使い、実際の経路や家族との連絡方法も一緒に考えると、画面上の情報が現実の準備につながります。
私は最初の確認で、避難先の名前だけでなく、地図上で自宅との位置関係を見るようにします。近くに見える場所でも、川、崖、通行しにくい道路、橋などが間にあるかもしれません。アプリの画面を見ながら、昼間に歩ける範囲で周辺を確認しておくと、災害時に地図だけへ頼りすぎる危険を減らせます。
ARカメラは方向を考える練習に使う
ARカメラ機能は、このアプリらしさを感じやすい部分です。地図を読むのが苦手な人や、スマートフォン上の小さな位置関係だけでは進む方向を想像しにくい人は、平常時に試しておくとよいでしょう。画面を通して周囲を見ることで、避難先を目指す感覚をつかむ助けになります。
ただし、AR表示を道路案内の代わりに扱うのは避けたいところです。災害時は停電、通信環境、視界、周囲の混雑など、普段と違う条件が重なります。スマートフォンを見続けながら歩くのも危険です。ARは「大まかにどちらへ向かうか」を確認する道具として使い、歩行中は周囲の安全を優先してください。
具体的には、出発前にARカメラで方向を確認し、次にスマートフォンをしまって、覚えた方向と周囲の目印を照らし合わせる使い方が現実的です。曲がり角や分岐点で再確認する場合も、立ち止まって操作します。このひと手間が、画面に集中してしまうリスクを抑えます。
避難コンパスを平常時に試しておく理由
避難コンパス機能も、初回に使い方を確認しておきたい機能です。災害時は焦りで地図を細かく読み取れないことがあります。方向を示す仕組みを平常時に体験しておけば、緊急時に初めて触るより、表示の意味を理解しやすくなります。
私なら、晴れた日に自宅付近でコンパスを開き、表示される方向と実際の道路の向きを見比べます。目的地へ向かう方向が分かっても、そこへ一直線に進めるとは限りません。コンパスは進行方向の判断を補助するものなので、通行止めや危険な場所を避ける判断は自分で行う必要があります。
ここでの実用的なコツは、避難先を一つだけ覚えないことです。自宅から見て近い場所、職場から向かいやすい場所、家族と合流しやすい場所をそれぞれ確認しておくと、発生地点や時間帯が変わっても対応しやすくなります。もちろん、どこへ行くかは災害の状況と自治体の案内を優先して決めます。
日常の場面で試すと操作が身につく
このアプリを入れたままにして終わらせないために、日常の移動を使って一度だけ練習するのがおすすめです。たとえば、広島市内へ買い物に出かけたとき、目的地へ向かう前に周辺の避難所・避難場所を表示します。そこで地図、ARカメラ、避難コンパスを順番に確認し、どの機能が自分にとって分かりやすいかを把握します。
この練習の利点は、災害時の不安を完全になくすことではありません。むしろ、アプリだけで判断できない部分に気づけることです。たとえば、地図では近くても実際には大きな交差点を渡る必要がある、方向は分かっても入口の位置が分からない、といった現実的な問題を事前に考えられます。
家族で使う場合は、各自が同じ避難先を見るだけでなく、「連絡が取れないときはどこを目指すか」を話しておくと役立ちます。子どもや高齢者がいる家庭では、ARやコンパスの操作を一人に任せず、周囲の大人が地図と現地の状況を確認する役割を決めておくと安心です。
表示された避難先をどう受け止めるか
避難所と避難場所という言葉は似ていますが、利用者が画面だけで細かな違いを判断するのは難しい場合があります。表示された施設を見て、どんな災害でも必ず安全、いつでも受け入れ可能、と決めつけないことが重要です。災害の種類や状況によって、適切な行動は変わります。
そのため、施設を確認したら、自治体から出る避難情報や現地の状況と合わせて判断します。アプリは避難先を探す助けになりますが、危険な場所を通ってまで表示された施設へ向かうべきだとは限りません。移動が危険になった場合は、周囲の安全確保を優先するという基本を忘れないでください。
また、避難先までの道をアプリだけで完全に案内してもらうものと考えると、期待とのずれが生まれます。普段の地図アプリは道路検索や経路案内に強く、天気アプリは雨や気温の確認に向いています。このアプリは、そうした一般的なアプリとは違い、広島市と周辺市町の避難先を確認し、ARカメラやコンパスで避難行動を考えるための専門的な補助役です。
通信やスマートフォンに頼りすぎない準備
避難時にスマートフォンを使うなら、電池残量を意識する必要があります。画面表示やカメラを長く使うと、普段より早く電池を消費する可能性があります。外出先で災害に遭うことを考え、モバイルバッテリーや紙に書いた家族の連絡先など、アプリ以外の準備も用意しておくと安心です。
私は、アプリを使って避難先を確認したあと、施設名や大まかな方向を家族と共有しておく方法をおすすめします。スクリーンショットだけに頼るのではなく、実際の場所を一度確認し、目印を覚えておくほうが、画面が見にくい状況でも役立ちます。地図を見て終わりではなく、現地の感覚に置き換えることが、このアプリを活かすポイントです。
スマートフォンの操作に慣れていない人には、最初からすべての機能を説明する必要はありません。まず避難所・避難場所の表示だけを一緒に確認し、次に避難コンパス、最後にARカメラという順番にすると、役割を理解しやすくなります。高齢の家族へ勧める場合も、災害時に一人で操作させる前提ではなく、普段の確認を家族の防災会話に組み込むのがよいと思います。
評価から見える期待値と、私の判断
ストアでは一万以上のインストールがあります。地域向けの防災アプリとしては、広島市周辺で必要とする人に届いている一方、全国規模の大手天気アプリのような使い方を想定するものではありません。評価は平均三点台半ばなので、誰にとっても万能なアプリというより、地域と用途が合う人ほど便利さを感じやすいタイプだと私は見ています。
特におすすめしたいのは、広島市や周辺市町で生活する人、家族の避難先を一緒に確認したい人、地図だけでは方向をつかみにくい人です。防災準備を始めたいけれど、何から確認すればよいか分からない人にとって、避難所の位置を話題にするきっかけにもなります。
反対に、全国の災害通知を一つのアプリで受け取りたい人、詳細な道路経路や交通状況を最優先する人、毎日の天気予報を中心に使いたい人には、別のアプリを併用したほうが満足しやすいでしょう。このアプリだけで天気、警報、経路、家族連絡まで完結させようとすると、役割を広げすぎてしまいます。
最初の一歩を終えたあとにすること
まずは自宅周辺の避難所・避難場所を表示し、地図で位置を確認します。次に、平常時の安全な場所でARカメラと避難コンパスを試し、画面の見方を覚えます。そのうえで、家族や同居人と避難先の候補、連絡が取れない場合の行動、徒歩で向かうときの目印を話し合います。
この順番なら、インストールから「自分が使える情報を一つ確認した」というところまで進みやすくなります。最初から完璧な防災計画を作る必要はありません。アプリを開いて避難先を確認するだけでも、普段は意識しない地域の施設に目を向けるきっかけになります。
私の結論は、広島市周辺で暮らす人なら、無料で入れて平常時に一度試しておく価値があるというものです。ARカメラと避難コンパスは、単なる施設一覧よりも実際の移動を想像しやすくしてくれます。ただし、表示だけを安全の保証と受け取らず、自治体の案内、現地の危険、家族との約束、電池や通信への備えと組み合わせて使うことが大切です。
地域が対象に合っていて、避難先を自分の目で確認したい人には、広島市の防災準備を始めるための実用的な入口になります。逆に、全国対応の天気情報や細かなナビゲーションを求めるなら、普段使いの天気アプリや地図アプリを主役にし、このアプリは避難先確認のために補助的に使うのが、最も無理のない選び方です。











